健康食品業界のM&A|健康食品業界のM&A動向やメリットを解説!

2025.02.17

公開日:2025.02.17

2025.02.17

2025.02.17

更新日:2025.02.17

2025.02.17

健康食品業界のM&A|健康食品業界のM&A動向やメリットを解説!

昨今、健康食品業界は、健康志向の高まりの影響で需要が高まっており、M&A取引が活発に行われるようになっています。

また、健康食品業界では、業界内の競争が激化し、他社との差別化を図るためにM&Aが有効な解決の手段として注目されています。

では、具体的に健康食品業界のM&A事情はどうなっているのでしょうか。本記事では、最新の健康食品業界のM&A事情を解説します。さらに、健康食品業界におけるM&Aのメリットや事例も紹介しているため、M&Aを考えている方はぜひ参考にしてください。

オーナーズ株式会社では、売り手に特化したFAサービスを展開しています。専属のエージェントがお客様の理想の取引実現に向けて、お客様のご希望に即したサービスをとことん提供いたします。よりよい評価額での売却に向けたアドバイスを受けられるだけでなく、余計な仲介手数料を削減した案件成約も実現可能です。

また、具体的な買いニーズを持っている企業のほか、業界・買い手企業分析に基づき事業親和性の高い企業を買い手候補としてご提案します。大手金融機関や大手M&A仲介、M&Aマッチングサービスとも連携しているため、買い手探索のルートが豊富です。

まずは一度、弊社の無料相談サービスをご利用ください。

健康食品業界の動向

健康食品業界の動向

矢野研究所「健康食品市場に関する調査を実施」によると、健康食品業界における市場規模は、2022年に8,860億6,000万円となっており、前年比0.4%増となっています。また、これまでの市場規模を見ても、全体的に増加傾向にあるとわかるでしょう。

健康食品市場に関する調査を実施

矢野研究所「健康食品市場に関する調査を実施

市場規模が増加傾向にある背景として、国民全体の健康志向が高まり、消費者が健康食品に対して興味・関心を持つようになったことが考えられます。中でも高齢者の健康志向が高まっており、市場規模は堅調に推移しています。

健康食品は、一度だけでなく継続的に必要となるケースがほとんどです。健康食品会社の中には定期購入や会員制度を設けているケースも少なくありません。そのため、リピーターを確保しやすくなっています。リピーターは増えれば増えるほど売り上げが安定するため、いかに定期購入者を増やして会員を減らさないか工夫する必要があります。

また、コロナウイルスの流行にともない、これまで訪問販売が多かった健康食品の販売チャネルが、通信販売にシフトしていることも特徴のひとつです。ターゲット層によっては販売訪問の方が適していることもありますが、近年のインターネットの急速的な普及にともない、より幅広いターゲットにアプローチできるようになるでしょう。

さらに、業界内で競合が多く、競争も激しくなっています。健康食品業界は参入障壁が低く、十分な知識や自社工場を持っていなくても参入できます。そのため、異業種の企業が参入するケースも少なくありません。

健康食品業界のM&A動向

健康食品業界のM&A動向

健康食品業界では、大手メーカーが事業拡大を目的としてM&Aを実施するケースが多くみられます。健康食品業界は堅調に推移しており、なおかつ参入障壁が低いことから、さまざまな業種の企業が参入しています。それにより、業界内での競争が激化している状態です。そのため、M&Aによって自社の付加価値を高めることを目的としたM&Aが活発化しています。

また、グローバルな業界内のM&Aも、昨今ではみられるようになっています。日本の健康食品は高い人気を誇っており、アジア圏を中心に海外での販売が増えています。そこで、競争の激しい市場で勝ち抜くために、海外に拠点を構える健康食品会社を買収する事例も増加しています。

売り手企業としては、大手メーカーの傘下となることで、企業のノウハウの取得やブランドの知名度を活用できるため、M&Aに積極的な企業も少なくありません。

健康食品業界のM&Aの流れ

健康食品業界のM&Aの流れ

健康食品業界におけるM&Aの流れは、大きく分けて下記の3つのステップから構成されます。

1.M&Aの事前準備、助言会社の選定
2.買い手候補先企業との接触、意向表明書受領
3.詳細調査(DD)、最終契約締結・クロージング

それぞれ詳しくみていきましょう。

Step1.M&Aの事前準備、助言会社の選定

まず、M&Aの事前準備とM&A助言会社を選定します。

事前準備として、M&A助言会社と秘密保持契約を締結し、初期的な資料を開示します。秘密保持契約とは、自社の秘密情報を他社に開示する場合に、その情報を秘密に保持することを締結する契約です。

その上で、売却戦略をM&A助言会社と策定し、買い手候補先企業を優先順位ごとに並べたロングリスト(※1)を作成します。

譲渡の目的を満たすストラクチャー(※2)の検討や、譲渡完了に至るまでの全体のスケジュールについても事前準備の段階で検討します。

また、この段階でM&A助言会社とエージェント契約を締結します。

M&A助言会社を選定する際に注意しておきたいのが、仲介とFA(フィナンシャル・アドバイザー)の違いです。

仲介とは、いわゆるマッチングサービスのことで、売り手と買い手の双方とそれぞれ仲介契約を締結します。M&Aの当事者双方から依頼を受けているため、いずれか一方の利益のみを優先的に取り扱うことはできず、双方の意向を一元的に把握し、双方の共通の目的であるM&Aの成立を目指し、助言や調整を行います。また、手数料は売り手と買い手の双方から受領します。

それに対してFAとは、M&Aを実行するためのアドバイスを提供するサービスのことで、M&Aの当事者一方のみから依頼を受けます。M&Aの相手方(買い手候補先企業を含む。)に対して、依頼者に対して提供するのと同様の業務を提供することはありません。M&Aの当事者一方のみから依頼を受けているため、依頼者の意向を踏まえて、依頼者にとって有利な条件でのM&Aの成立を目指し、助言や調整を行います。

弊社では、売り手のみと契約を締結してM&Aを支援する専属エージェントサービス(売り手特化型FAサービス)を提供しており、手数料は依頼者である売り手のみから受領し、売り手の利益を最大化することを目指します。

また、譲渡戦略の策定と並行して、買い手候補先企業へ開示する資料準備も進めます。M&Aプロセスの初期に買い手候補先企業に対して開示する資料には、匿名の企業概要書(ティーザー(※3))、インフォメーション・パッケージ(※4)があります。

※1 ロングリスト:一定の条件で絞り込んだ買い手候補先の企業をまとめたリストのこと。
※2 ストラクチャー:M&Aを実行するための手段や方法のこと。
※3 ティーザー:匿名の企業概要書で、通常1枚から2枚で構成される資料のこと。
※4 インフォメーション・パッケージ:買い手候補先企業がM&Aを検討する際の参考資料。対象会社(事業)の魅力を伝え、買い手候補先企業が企業価値評価を実施できることを目的に作成される。

Step2.買い手候補先企業との接触、意向表明受領

次に、買い手候補先企業と接触します。

ロングリストに基づき、M&A助言会社が買い手候補先企業と接触し、ティーザーを開示します。その上で関心を示す相手に対して、秘密保持契約を締結した上でインフォメーション・パッケージを開示します。

対象会社(事業)の譲受を希望する買い手候補先企業は、売り手に対して意向表明書を提出します。意向表明書には、譲渡価格の水準や取引の前提条件、取引後の対象会社の運用方針などが記載されます。売り手はこれを検討・比較し、受け入れ(基本合意)可能かを判断します。

売り手においては、後述する詳細調査(デュー・デリジェンス:DD)のプロセスにおいて、対象会社の秘密情報が買い手候補先企業に開示されることになるため、DDを受け入れる前に納得感の得られる取引条件であることを確認することが非常に重要です。買い手候補先企業においても、DDにおける専門家起用の費用負担や多大な労力が生じるため、この段階で独占交渉権を求めることが一般的です。

そのため、基本合意を締結し、守秘義務や独占交渉権などを取り決めた上で、次のステップに進むことになります。

Step3.詳細調査(DD)、最終契約締結・クロージング

意向表明書を受理して基本合意書の締結をしたら、デュー・デリジェンス(DD)と呼ばれる詳細調査と最終締結・クロージングです。

M&Aにおいては、売り手と買い手との間に、情報の非対称性が必然的に生じます。この非対称性をできるだけ解消するために、買い手が実施する対象企業への調査がDDです。

買い手にとってDDには、以下のような目的があります。

・自社のM&A戦略に合致した事業かどうか詳細まで検討する
・定量化可能なDDの発見事項を、譲渡価格へ反映する
・定量化できないDDの発見事項を、最終契約書の条件へ反映し、リスクを遮断する
・M&Aの目的を達成するためのストラクチャーを検討する
・M&A実行後に必要な対応を明確化し、統合計画に反映させる

その後、最終契約締結に移ります。譲渡価格や契約条件を交渉し、双方が納得のいく形で契約を締結します。そしてM&A取引が実行され、対象の株式・事業の引き渡しをし、譲渡代金を支払って経営権の移転が完了します。

譲渡企業オーナーの譲渡を想定したより詳細なM&Aのプロセスは、以下の記事で解説していますので、ぜひご活用ください。
[M&Aのプロセス]

健康食品業界のM&Aのメリット

健康食品業界のM&Aのメリット

健康食品業界でM&Aを実施するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

・事業を継続でき、従業員の雇用を守れる
・仕入先・取引先への影響を最小限に抑えられる
・製品開発を強化できる

それぞれ詳しくみていきましょう。

健康食品業界のM&Aのメリット①:事業を継続でき、従業員の雇用を守れる

第三者への事業承継を選択せずに廃業を選択した場合は、従業員は職を失うことになり、新しい職を探す必要があります。また、経営者としては、従業員のために新しい職を見つけてあげるなどの対応をするケースも考えられます。

一方で、M&Aの実施により、従業員の雇用を継続でき、経営者は従業員に対する責任を果たせるでしょう。

健康食品業界のM&Aのメリット②:仕入先・取引先への影響を最小限に抑えられる

事業承継において、廃業を選択した場合には、仕入先や取引先との契約を終了させる必要が出てきます。債権債務の整理をしたり、さまざまな影響が自社および取引先に波及します。

一方で、M&Aを実施する場合、一般的には既存取引先との契約関係は引き継ぐことが多く、廃業による影響を最小限に抑えられます。

健康食品業界のM&Aのメリット③:製品開発を強化できる

M&Aによって大手企業の傘下となれば、その企業のノウハウや技術を獲得でき、製品開発の強化につながります。

健康食品業界は競争が激しく、勝ち抜くためには他社との差別化が必要不可欠です。特にこの業界では、研究開発や科学的な根拠が差別化に直結するため、高度な技術や革新的な製品を開発できるノウハウが欠かせません。

さらに、AIによるデータ解析なども導入できれば、消費者に対してより高い付加価値を提供しやすくなるでしょう。

健康食品業界のM&Aの相場

健康食品業界のM&Aの相場

健康食品業界の相場は、一概にいくらと明言できません。その企業の売り上げやブランド力、立地などさまざまな要素から判断されます。

これまでM&A仲介会社では年買法といわれる簡便的な株式評価手法を用いて評価を実施することが一般的でした。これは純資産に営業利益の数年分を加算する簡単な計算方法であり、理解が容易な一方、実績ベースの評価で、加算される営業利益の年数も業界ごとに固定的なものとなります。

その結果、成長性のある事業ほど低く株式価値が算定されてしまうリスクがあります。正しく買い手の株式価値評価手法を理解することは、売り手オーナーが自身の利益を守るために重要です。

健康食品業界のM&A実務において事業価値の算定には、大きく分けて2つの方法があります。

・インカムアプローチ
・マーケットアプローチ

インカムアプローチは、営業資産が生み出す将来キャッシュフローを評価の基礎とする方法です。代表的なディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)法では、将来キャッシュフローを現在価値に割り引いて事業価値を試算します。

理論的に優れた方法ではあるものの、将来キャッシュフローの見積もりや割引率の計算は非常に難易度が高く、経験を積んだ専門家でないと試算が困難で、初見では理解しづらいのが大きな欠点でしょう。

本稿では「価値の概算を簡単に知る」ことを目的にしていますので、インカムアプローチの詳細な説明は割愛します。

マーケットアプローチは、市場における取引価格を参考にして事業価値を算定する方法です。具体的には、以下のような方法が存在します。

・類似会社比較法
・類似取引比較法

類似会社比較法は、評価する対象の企業の類似会社にあたる上場会社の企業価値と、営業利益や収益力(EBITDA)といった財務指標から算出された倍率(マルチプル)を評価対象会社に適用することで、事業価値を算出する方法です。

具体的には、以下のように算定します。

EBITDA×業界相場の倍率(EBITDAマルチプル)=企業価値
(EBITDAマルチプル=上場類似会社の企業価値/上場類似会社のEBITDA)

EBITDAは、営業利益に減価償却費を足して算出されるものです。

また、類似会社は、業界が同じ上場企業を選定するのはもちろんのことですが、ビジネスモデルや収益構造、顧客の層などの類似性から選定するパターンもあります。類似会社をどのように選ぶかで算定結果は大きく依存します。

企業価値を算出したら、株式価値を算出しましょう。株式価値は、以下のように算出します。

企業価値-有利子負債+現金同等物=株式価値

第三者に譲渡する場合に、どの程度の価値がつくかを把握しておくことは重要なため、理解しておきましょう。

なお、マーケットアプローチには、類似会社比較法のほか、類似するM&Aによる取引事例を用いた類似取引比較法という方法が存在します。

しかし、参照する過去の取引における対象会社が非上場である場合、入手可能な財務数値が限定的であるため、同方法が中小企業のM&Aで利用されることは少ないのが現状です。

M&Aにおける価値の算定については、下記で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
[うちの会社、結局いくらで売れるの?~事業オーナーの疑問に答えるコラム①~]

また、自社の具体的な株式価値を知りたい場合には、株価シミュレーターを用意していますので、以下で試算可能です。ぜひご活用ください。
[株価シミュレーター]

健康食品業界のM&Aのポイント

健康食品業界のM&Aのポイント

健康食品業界でM&Aを実施する際に押さえておきたいポイントとして、下記の3つが挙げられます。

・適切なM&A助言会社を選定する
・自社の正当な収益力・財務状況を把握する
・企業イメージや文化が合う企業とM&Aを実施する

それぞれ詳しく解説します。

健康食品業界のM&Aのポイント①:適切なM&A助言会社を選定する

M&A助言会社に求められる能力は、法務・会計・税務・ファイナンスに精通していること、誠実であること、顧客の立場に寄り添って助言を提供できる立ち位置であること、M&Aの売り手・買い手の双方の行動原理を理解しそれを交渉に活かせること、と多岐に渡ります。

真に顧客に寄り添える立場であるか、また、上記を見極めるためにも売り手・買い手の双方から報酬を受領する仲介会社ではなく、売り手と同じ船に乗り事業オーナーに対し助言する会社(FA)であるかを選定することが重要です。また、その会社に在籍するアドバイザーの知識や経験、ノウハウなどを含むFAサービスの品質が重要です。

健康食品業界のM&Aのポイント②:自社の正当な収益力・財務状況を把握する

売り手にとって、自社をよい条件で売却するために必要なのは、自社の正当な収益力・財務状況の把握です。

税務対策やオーナーの個人的な経費を費用計上している中小企業は数多くあるため、具体的な買い手候補にアプローチする前に、自社の実質的な収益力や、貸借対照表においても現金化可能資産や非事業用資産を確認し、実質的な自社の財務状況の把握が必要です。

健康食品業界のM&Aのポイント③:企業イメージや文化が合う企業とM&Aを実施する

健康食品会社は、消費者からの信頼が重要となります。そのため、企業イメージや文化が異なる会社とM&Aをして自社の文化を変えてしまうと、消費者からの信頼の低下につながりかねません。

さらに、社内文化が変わってしまうと、職員の離職にもつながりかねません。イメージや文化がマッチする会社とM&Aを実施し、製品の一貫性を保ちましょう。

健康食品業界のM&A売却事例

健康食品業界のM&A売却事例

ここでは、健康食品業界で実施されたM&Aの売却事例を紹介します。本記事では、下記の3つの事例を紹介します。

・石垣食品×メディアート
・小林製薬×梅丹本舗
・ユーグレナ×フック

実際の取引を参考にして、自社の売却のために役立ててください。

健康食品業界のM&A売却事例①:石垣食品×メディアート

石垣食品は、2024年3月25日付で間野賢治代表取締役から1億5,000万円で50%の株式を取得し、3月26日付けで株式交換を実施、簡易株式交換となり、メディアートを完全子会社化しました。

石垣食品は、飲料事業や珍味事業、インターネット通信販売事業およびその他事業を行っています。しかし、業績が低迷する中で、長期安定的に事業を継続するために、化粧品やサプリメントといったこれまでと異なる事業にも進出しています。

メディアートは、1998年に設立され、売上高は2億3,800万円、4人の従業員を抱える企業です。化粧品および健康食品の販売を主力とし、育毛剤や育毛機器も取り扱っています。

本件M&Aによって、全体の業績が低迷していた石垣食品は、メディアートが有する商品開発における知見を活用し、グループの損益の改善、事業シナジーの創出を目指しています。また、

健康食品業界のM&A売却事例②:小林製薬×梅丹本舗

小林製薬は、2019年5月14日付で梅丹本舗を買収し、既存株主から全株式を取得しました。

小林製薬はヘルスケア領域を重点領域の一角として位置づけて事業展開しています。食品分野では栄養補助食品の展開を中心に、同分野の事業強化を継続して努めてきました。

梅丹本舗は1925年に創業され、売上高は5億1,800万円です。日本の食生活に馴染みのある「梅」を使用した「梅丹」「古式梅肉エキス」を主力ブランドとして販売しています。

本件M&Aによって、小林製薬が保有するマーケティング力、販売力、研究開発力と梅丹本舗のブランド力を融合し、栄養補助食品分野で新たな価値の提供を目指します。

健康食品業界のM&A売却事例③:ユーグレナ×フック

ユーグレナは、2018年2月26日付で冨安優太代表取締役が全額出資する蘭Girl From Mars B.V.から8億100万円で44.5%の株式を取得し、その後4月1日付で株式交換を実施、簡易株式交換となり、フックを完全子会社化しました。

ユーグレナは、微細藻類ユーグレナの食品用途屋外大量培養技術をコア技術とし、多様な研究開発活動とともに、ユーグレナを活用した機能性食品・化粧品等の製造販売を行うヘルスケア事業、およびユーグレナを活用したバイオ燃料開発等を行うエネルギー・環境事業を展開しています。

フックは売上高11億9100万円、14人の従業員を抱えている企業です。自社ECサイト「美的タウン」などを通じて、美意識の高い女性を中心とした顧客層向けに天然成分にこだわったサプリメントや健康食品などを販売しています。

本件M&Aによって、ユーグレナは自社の保有している通販事業基盤やマーケティング力、商品開発力および資金力と、フックが持つ女性中心の顧客基盤およびブランド力を組み合わせながら競業を進めることにより、ヘルスケア事業のさらなる拡大を図っています。

健康食品業界のM&Aに関するよくある質問

健康食品業界のM&Aに関するよくある質問

健康食品業界でのM&Aにおいてよくある質問を紹介します。

理想の取引を実現するためにも、ぜひ参考にしてください。

健康食品業界のM&Aに関するよくある質問①:地方企業でもM&Aは可能ですか?

もちろん全国問わず、M&Aは可能です。

全国対応するM&A助言会社はありますし、買い手もまだ事業展開していない地域への進出を目的として、M&Aを戦略の一つとして活用することは一般的です。

健康食品業界のM&Aに関するよくある質問②:どうすればよい条件で会社を売却できますか?

いくつかの留意点を押さえれば、よい条件で売却できる可能性は高まります。

業界によって、株式価値評価の相場が異なるため、M&A助言会社に相談し、企業評価を取得することから始めるのが、よい選択であると考えられます。

健康食品業界のM&Aに関するよくある質問③:M&Aの準備はいつから始めるべきですか?

M&Aの準備は、早いに越したことはありません。少しでも検討し始めた段階から、少しずつ準備しましょう。

早めの準備を怠ってしまうと、買い手候補が見つからなかったり、実際の価値よりも過小評価された状態で取引を進めざるを得なくなったりしてしまいます。そのため、早めに自社状況の把握やM&A助言会社へ相談しましょう。

まとめ

まとめ

健康食品業界では、健康志向の高まりなどにより、需要が増加しています。その一方で、業界内の競争は激化し、生き残りや事業拡大を目指してM&Aを実施するケースが多くなっています。

健康食品業界でM&Aを実施すれば、従業員の雇用を確保でき、取引先との関係も崩さずに済むでしょう。また、大手企業のノウハウや技術を獲得でき、製品開発の強化もできるようになります。

健康食品業界でM&Aを実施する場合、自社のイメージや文化とマッチした企業とのM&Aが重要です。自社の正当な収益力や財務状況を把握し、適切なM&A助言会社を選定しましょう。

オーナーズ株式会社では、売り手に特化したFAサービスを展開しています。専属のエージェントがお客様の理想の取引実現に向けて、お客様のご希望に即したサービスをとことん提供いたします。よりよい評価額での売却に向けたアドバイスを受けられるだけでなく、余計な仲介手数料を削減した案件成約も実現可能です。

また、具体的な買いニーズを持っている企業のほか、業界・買い手企業分析に基づき事業親和性の高い企業を買い手候補としてご提案します。大手金融機関や大手M&A仲介、M&Aマッチングサービスとも連携しているため、買い手探索のルートが豊富です。

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この記事の著者

RISONAL編集部(オーナーズ )

RISONAL編集部

売り手の理想のM&Aの実現に特化した専属M&Aエージェントサービスおよび事業オーナー向けの資産運用サービスを提供するオーナーズ株式会社

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